フランス旅行 & メドックマラソン参加記  2014年9月(9泊11日)

3日目

ボルドー
Hotel Burdigala MGallery(ホテル・ブルディガラ・Mギャラリー)/スーペリアツイン)



フランス3日目は、メドックのシャトー見学です。出発時間の8時45分までの間に、ホテル周辺で朝食をとることにしました。朝の7時過ぎ。時間が早いので開いているレストランは見当たらず、営業しているのはパン屋さんくらい。
行きに通った7時45分OPENのカフェに戻って来ました。8時を過ぎてもまだ準備中(笑)
ブラッセリー・カフェ「LE RDV」。好みのテンテリアで落ち着くー。カフェ・クレムは€2.50。
オーナーが出かけたなー、と思っていたら、注文したクロワッサンを抱えて戻ってきた(笑)。さっきのパン屋さんで買ってきた?!(笑)
オムレツ(€4)は「チーズは無いがハムならある」ってことで、ハムと野菜入りで作ってもらいました。シンプルだけど、とっても美味しい。味も良く雰囲気もグーで、満足、満足
さぁ、シャトー見学ツアーの出発です!。ツアーの依頼をしたのは「MM TOURS」。プライベートチャーター8時間で€760でした。ドライバー兼ガイドは、素敵な日本人女性の小川さん。今回はジロンド河左岸、メドック地区の中でも高級シャトーの多いオー・メドックを回ります。ホテルからメドック地区までは車で1時間弱です。
メドック地区マルゴー村に入りました。「神の雫」を読んでワインにハマってるので、この辺りからテンション高め(笑)。最初に発見したのはChateau PALMER(シャトー・パルメ)第3級。マルゴー村で「シャトー・マルゴー」に次ぐ人気と評価を得ているシャトーです。
黒地に黄金で描かれた印象的なエチケットそのままのシャトー!かっこいいー!知っているシャトーを発見すると更にテンション上がります!(*゚Д゚*)
次に見えたのがChateau MAROJALLIA(シャトー・マロジェリア)。「マロジェリア」とはラテン語で「マルゴー」のこと。メドック初のガレージワイン(小規模で極少量のワインを大切に造る)として知られています。
しばらくD2号線を走ると可愛らしい建物がありました。Chateau ANEY(シャトー・アニー)クリュブルジョワ級です。
初代オーナーの名前から付けられた、歴史あるシャトーです。どこもかしこも可愛い。
Chateau Du MOULIN ROUGE(シャトー・デュ・ムーランルージュ)の看板を右手に見てからしばらくすると、サン・ジュリアン村です。

最初に見つけたのはChateau BEYCHEVELLE(シャトー・ベイシュベル)第4級。1989年からサントリーが共同経営しているシャトーです。
かつてジロンド河を行き交った船乗りたちが、この城の持ち主、海軍提督に敬意を表し「ベッセ ヴォワール(帆を下げよ)」と叫び、城の前は帆を下げて通っていたことが、エチケットとシャトーの名の由来。
間もなく見学先の「Chateau Gruaud-Larose(シャトー・グリュオ・ラローズ)第2級」に到着。シャトー・ラグランジュのすぐそばでした。
先ずはトレードマークの塔に上って、シャトーの全景を眺めます。
シャトーの場所はジロンド河から離れた高台のようですね。畑の広さは82ヘクタールと広ーい!。畑の真ん中に気象観測所(雹感知機)まである!
土壌は主に粘土と石灰と厚い砂利の層からなり、カベルネ・ソービニヨン60%、メルロ30%、カベルネ・フラン7%、プティ・ヴェルド3%、マルベックがそれぞれの土壌に合った畑に栽培されている。平均樹齢は約40年で、中には樹齢100年近い古樹もあるとのこと。
ブドウは手作業で収穫され、選果、除梗、破砕を経て発酵タンクへ。
温度調整付きの発酵用フレンチ・オーク製タンクとコンクリートタンク。ブドウは品種、テロワール、樹齢ごとに分けて発酵タンクに入れられ、発酵状態を細かくチェックされます。
セラーにずらっと並ぶバリックとオーク樽。年間生産量は40万本(ファースト15万本、セカンド25万本)。樽熟成は16~18ヶ月。
複数のメーカーから樽を購入し、毎年33%の樽を新しく入れ替えている。いくつかの樽は空で、穴から香りを試せるようになっていました。CADUS社製の樽はほのかに甘くていい香り~
お待ちかねのテイスティングで~す♪。テイスティングルームにはロゴ入りのエプロンや傘も売っていました!
テイスティングしたワインはファーストの「グリュオ・ラローズ2004」。エチケットには「Le Vin des Rois Le, Roi des Vins(王のワイン、ワインの王)」と記されています。グリュオラローズ2000年は「神の雫24巻」で『戦士を迎え祝い、そして癒してくれる凱旋門だ』と表現されていますね!もう1本はセカンドの「サルジェ2007」でした。
シャトー見学も終わり、再びD2号線を進みます。車で2~3分でChateau LEOVILLE LASCASES(シャトー・レオヴィル・ラスカーズ)第2級が現れました!スーパー・セカンドです!シンボルのライオンもいます!きゃーっかっこいいー!(興奮)
エチケットに描かれているのはこちらの門ですね!シャトー・ラトゥールと隣接した畑の石塀の方にありました。
ラスカーズのすぐ近くにはChateau LEOVILLE POYFERRE(シャトー・レオヴィル・ポワフィレ)第2級。サンジュリアン村の3つの“レオヴィル”の1つです。(遺産相続などで1つの畑がラスカーズ、ポワフィレ、バルトンに分割された)
レオヴィルの畑を過ぎると、いよいよ有名シャトーがひしめくポイヤック村です!先ずは黄金の三角地帯!

出ました!ボルドー5大シャトーのひとつ、憧れのChateau LATOUR(シャトー・ラトゥール)第1級!
シャトー名にもなっているシンボルの塔(La Tour = The Tower)ですが、エチケットに描かれているものとは何か違うなぁ、と思って調べたら、やはり現在のものとは違うようです。エチケットの塔は百年戦争で破壊され、現在の塔は17世紀に建てられた鳩小屋らしい(笑)
お隣にはChateau PICHON LONGUEVILE COMTESSE DE LALANDE(シャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド)第2級。ファーストラベルはスーパーセカンド(1級に迫る品質を持つと認められた9つのワイン)です!
コンテスド・ラランドの向かいにはChateau PICHON LONGUEVILE BARON(シャトー・ピション・ロングヴィル・バロン)第2級。コンテス・ド・ラランドとは1850年まで1つの畑でした。こちらもスーパーセカンド!
美しいと評判のシャトー・マルゴーに匹敵するくらい美しいシャトーでした。上記3つのシャトーは歩いて見て回れる距離なので、写真ストップに最適ですね!
ジロンド河沿いを車で10分弱走るとサンテステフ村です。ジロンド河はまっ茶色・・・^^;
うわーい♪♪一番訪れたかったChateau MONTROSE(シャトー・モンローズ)第2級に到着~!。もちろんファーストラベルはスーパーセカンド!「サンテステフのラトゥール」ですヨ!!偶然飲んだ1997年の美味しさ、華やかな香りに魅了されてから大ファンなんです(*´Д`)ハァハァ
お~・・・、コミック(「神の雫24巻P138」)で見たシャトーそのままやぁ~(感動)
こっ、これが『薔薇色の丘を記憶している畑』なのですね!(感涙)
※この土地は昔ヒースで覆われており、開花時には丘一面が薔薇色に染まったことから、「モン(山)ローズ(薔薇)」と名付けられた。
ひとしきり感動した後は、ポイヤック村に戻ってランチです。ここはメドックマラソンのスタート/到着地点でもあります。
メドックマラソンは前夜祭にパスタを食べます。スペシャル・メニューにも「パスタ・パーティー」とありますね!
MMTourさんが予約してくれたのはこちらのお店。「HOTEL DE FRANCE ET D'ANGLETERRE」のオープンカフェです。
前菜+メインで€26。左から前菜のガスパチョ、ノルウェーサラダ、ハムの盛り合わせ。
メインのパスタとビーフステーキwithポテトグラタンお肉美味しかったー♪
ガイドの小川さんも一緒にランチ♪。歩道には気の早い、仮装したマラソン参加者も(笑)
翌日のメドックマラソン参加手続きのため、食後は歩いて「ゼッケンピックアップ会場」へ向かいました。沿道には美味しそうな出店がたくさん並んでいます。
ボルドー名物のカヌレは焼きたて!
ピクルスの瓶詰やエスカルゴも。エスカルゴバター(ガーリック)のいい匂い~
ゼッケンピックアップ会場に着きました。体育館のような会場で受付をして、ゼッケン、記念Tシャツ、ポスター、カタログなどを受け取りました。
受付の方々もファンキーです(笑)。送迎バスに乗るため、マラソン終了まで外してはいけないバンド。今夜はお風呂も付けたままで(笑)
帰路の途中、是非とも行ってみたかった「バージュ村(LE VILLAGE DE BAGES)」へ立ち寄りました。Chateau Lynch Bages(シャトー・ランシュ・バージュ)のオーナーであるカーズ氏が作った小さな村です。村にはワインショップ(Bages Bazzr)やブラッスリーカフェなどがあります。
Bages Bazzrの店内には、ワインだけでなく可愛らしいスイーツやパン、お土産なども売っていました。
シャトー名のランシュは元の所有者から、バージュは地名です。現オーナーはジャン・ミシェル・カーズ氏。格付けは5級ですが、今や1級にも匹敵するスーパーセカンドを生み出しているシャトーです。また、この場所は明日のメドックノラソン39.5キロ地点でもあります!
 
そして、神の雫24巻で雫がカーズおじさんと会ったカフェだと勝手に信じている「CAFE LAVINAL」です!!(笑)。P169では扉絵に雫と共に描かれているし、きっとそうですよねぇ(笑)
バージュ村の一角には有名なオーベルジュ「シャトー・コルディアン・バージュ」があります。雫が泊まったホテルです!。カフェのある広場からは少し離れていて、結構探しました^^;
建物もですが、手入れされた庭園など、環境が美しいです。中に入れてもらうことができました。
館内を抜けると広ーい中庭。
そして、2つ星レストランのテラスからは、品種ごとに植えられたブドウを眺めることができます。
ツアー最後に向かったのは5大シャトーの中で最も有名なChateau Margaux(シャトー・マルゴー)第1級です!。「ワインの女王」「ボルドーの宝石」と称えられ、世界中のワイン愛好家憧れの存在です。
大きな門の向こう、長い並木道の奥にたたずむ姿は、ワインと同じく優美で高貴。この“手が届かない”感じがいい(笑)
大満足のメドックツアーは17時で終了。ホテル近くのトラムの駅で降ろしてもらい、ボルドーの街を少し観光することにしました。
“大鐘楼(Grosse Cloche)”だと思って行ったら“カイヨ門(La Porte Cailhau)”でした(笑)。そっくり(笑)。ガロンヌ河沿いにあり、上に登ると観光名所であるピエール橋も眺められます。
ガロンヌ河方面から門を抜けると広場があります。
暑くて喉がカラカラだったので、広場のブラッスリーカフェでちょっと休憩。
その名も「Le Cailhau」。店員さんはハンサム、お客さんは美人。喉を潤しながら目の保養。うほほ(笑)
ボルドー一の歩行者天国“Rue Sainte Catherine(サント・カトリーヌ通り)”をフラフラしながらホテルに戻りました。途中にあった看板が面白い!「FUKUOKA 9989Km→」だって(笑)。
ボルドー2日目の夕食は、フランソワーヌチョイスのタパス・バー「La Vin Allees De Tourny」フランソワーヌのお友達、Yちゃんも合流して7人で夕食です。
イベリコ豚の生ハム盛り合わせ。400g(下記が2皿)で€52。プティ・フロマージュは€8。
TEMPURA(野菜の天ぷら)€10。LANGOUSTINE(手長海老のラビオリ)€10。
PETITE BURGER DE BOEUF(ミニバーガー)1個€4。VEAU ET HUITRE(お肉と牡蠣のタルタル)€9。オシャレなメニューが多いですね!。しかし、フランス3日目にして私の軟弱な胃腸が悲鳴をあげており、味がよく分からず^^;
食後はPalais de la Bourseourse(ブルス宮殿)のあるPlace de la Bourse(ブルス広場)へ。レストランからは徒歩10分くらいです。ここは水鏡があるので、夜景が美しいですね。22時過ぎてましたけど、たくさんの人で賑わってました。
Date:
Hotel Burdigala MGallery(ホテル・ブルディガラMギャラリー)/スーペリアツイン/1室445ユーロ
1ユーロ=141円(2014年9月時)



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